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『シャトゥーン』 増田俊成

Posted by yokka on   0  0

シャトゥーン―ヒグマの森 シャトゥーン―ヒグマの森
増田 俊成 (2007/02)
宝島社
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北海道の冬山が舞台。一頭の雌ヒグマが、偶然その山に居合わせた
人々に次々に襲い掛かっていく。ヒグマが襲い掛かってくる様子は、
読んでいる私まで怖くなるくらいリアル。(「残虐」と言えるかも
しれないリアルな部分がちらほら)そして息もつかせぬ展開。
読み始めてから時間を忘れるぐらい没頭して、一気に読んでしまった。
読み終えた後、まるで自分が主人公になったかのように、
大きく息を吐いた。怖かった、とにかく怖い。

しかし、怖いばかりでもない。「ヒグマ=悪い怪獣」的な安易な
話ではなく、北海道の自然環境、動植物の現在にいたる背景に
ついてすごく詳しく書かれているので、環境問題についてとても
参考になった。とにかく面白い本だった。

さて、クマといえば、動物園の大人しい愛嬌でも振りまきそうな
クマしか現実に知らないので、クマに対する認識が変わった。
それに、これまた偶然にも私は今北海道にいる。フィクションとは
言え、そろそろ山登りでも始めようかと旦那と話していた矢先
だったので、見慣れた地名を見つける度に、かなりびびった。

そういえば、昨年の秋に鮭の遡上を川に見に行ったら、
知らないおじちゃんが突然藪から出てきて、
「クマに気をつけろよー」っと言い残して去っていった。
(リアルにいるのよね・・・)今頃その怖さがわかった。
山登りをする時は、下調べを充分にしておかなくては・・・。
どうかクマに出会いませんようにと祈るばかり。

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