日々、積笑

笑って過ごせる毎日

のら猫

Posted by yokka on   3  0

お天気の日には、近所ののら猫が道端でお腹を出して
日向ぼっこしていたりする。
私が家から出てきても、チラッとこっちを確認するものの
「あ~、きもちいい」てな感じで、日向ぼっこを続けている。
緊張感が全くないようだ。どうもこの近辺はのら猫には天国のようだ。

私が見る限りボスらしきのが2匹いる。
1匹は飼い猫で、それはそれは堂々としていて、毛並みもよい。
しかし、目つきが悪い。「のら猫とは自分は違うぜ!」という
プライドが垣間見える。愛想など全く振りまかない。
もう1匹も恐らく飼い猫ではないかと思うが、定かではない。
それで、その猫はいつもスカーフを首に巻いている。たまに柄が
変わっていたりする。昔"じゃりん子チエ"という漫画に出てきた
ジュニアを思い出させるような三角スカーフだ。
うちでは「おしゃれさん」と呼んでいる。
「ほら、おしゃれさんが歩いてるよ」と旦那に教えたりする。

そしてうちの軒先は彼らの散歩道と化している。
時間帯によって通る猫が異なる。朝は白、昼は白黒、夕方は茶寅。
私は本来犬も猫も苦手だった。苦手だが、犬も猫も好きだ。
どちらも飼ったことがないので、慣れていないのだ。
相手もそれは瞬時に察するので、お互いに緊張感を持ってしまい
むつごろうさんのように「よし、よし、よし、よーし」などできない。
しかし、旦那は犬猫大好き。犬や猫を見ると、
これでもかというぐらい甘い顔をする。
という訳で、「子猫がうまれるよ」という理由で
餌はやってはいけないと近所のおじちゃんに軽く指摘されたが、
こっそり餌をやることにした。(近所のおじちゃん、ごめんなさい)

そのうち白黒の猫が頻繁に餌をもらいにくるようになった。
始めは、えらく警戒していて私らを見ると、
ぴゅーと逃げていたのに、旦那が駐車場に餌を置くようになって
しばらくすると、慣れてきた。
しまいには、私が窓を開け放って掃除をしていると、
窓の外の塀に登り、「にゃー、にゃー」と餌を催促する始末。
しかし、呼ぶだけで愛想はない。
朝、新聞を取りに玄関を出ると、玄関先にちょこんと座って
待っていることもあった。私はまだ猫に近づくのが恐かったので、
玄関に白黒がいる時はしらんぷりしていた。

白黒はしばらくすると、連れ合いを連れてくるようになった。
こちらは真っ白で、自分の容姿を武器に、壁に体を摺り寄せるような
猫独特の甘えのポーズでやたらアピールする。
白黒と違い甘え上手である。2匹は天気が良い日中は、
朝から夕方までうちの庭に居座るようになった。
たまに、ボスがくるといつのまにかいなくなっていたが。
だんだん2匹に愛着がわいてくる。ここまでくると私も慣れてきた。
特に白黒は初めてなついた猫だったのでとてもかわいく思えた。
ちなみに名前はそのまま「シロクロ」と「シロ」であった。
ひねりもなにもない。そのままである。

しかし、奴らは雨の日はこない。
しばらく雨の日が続いたある日、その日も朝から雨だった。
二人で外出しようと外に出ると、
いつもの定位置にシロクロがうずくまっている。少し震えている。
「雨なのに、きてるよ」近づいてみると、
なんだかやせ細ってちょっと弱っているように見えた。
「餌をもらいにきたのかな?」「病気かな?」
などと、二人とも心配になり、一旦家に入り、傘を持ってきて、
シロクロに雨が当らないようにし、餌を置く。
シロクロは目をつぶって、じっとしている。心配だったが、
外出の予定があったので、そのまま出かけることにした。
帰ってくると、餌はきれいになくなっており、
シロクロはいなかった。

それからシロクロは二度とうちの庭に顔を見せなくなった。
「あれ以来、シロクロちっとも来ないね」
「最後に、お礼に会いにきてくれたのかもしれないね」
と旦那が言った。まさかーっ!うそーっ!
あれが、会える最後の日だったのか・・・。
寂しすぎるじゃねーか、こんちくしょう!
生まれて初めての感情だ。
切なくて寂しくて、ちょっぴり泣けてきた。

それからしばらくは、「どうかどこぞで元気にしていておくれ」
と願っていた。もう1年近く経つが、つい癖でシロクロが
いつもいた庭先をついつい見てしまう。
相変わらずうちの庭先は猫たちの散歩道。
入れ代わり立ち代わり色々な猫が通る。
最近は茶色の猫が常連になりつつある。
しかしいまだに、あの愛想のないシロクロを思い出すと、
胸がジンとして切ない気持ちになるのであった。

3 Comments

なちゅごろう says...""
私もちっこい頃から絶えず猫を実家で飼ってるんだけど(現在4匹)、小学校の頃キジの「与作」という♂猫を飼ってた。
その子はボスで凛としてて、お利口さんだった。
ある日突然姿がなくなり、何処かで事故にあったのか?とか家族中探したが何処にも居なかった…
そして一年後!
縁側から畑を見ていると、与作が草を掻き分けて帰ってきてるではないか!!!!
私は近所中に響き渡るように「与作が帰ってきたぁぁぁぁ☆」と家族に叫んだ。
皆で与作を温かく出迎えてやった。
しかし、半年後また与作は旅立って行った。それから姿を見る事はなかった。

猫って自分の死期を感じると姿を消すってよく言うけど、まさにそうだと思った。

居なくなるのはメチャ悲しいけど、やはりかわゆいから飼ってしまうんだよね。
今はマンションだからダメだけど、将来一軒家に住んで、絶対猫と生活するんだぁ☆

それまではほとんど毎週のように実家に猫を偵察に行ったり、ペットショップの猫ちゃんを眺めて我慢するのみ!
2006.06.05 09:32 | URL | #- [edit]
らら says..."同じく・・・"
自分で読み直して、ウルウルしてるよ。Filizの猫ちゃん達かわいいもんねー。うらやましか。うちも何度か検討はしたんだけど・・・。動物飼うと長期旅行が厳しくなるから・・・と相変わらず見送られております。しかし、必ずいつの日か!と夢に見てるよ。
2006.06.05 08:48 | URL | #- [edit]
Filiz says..."つД`;"
なんか泣きそうになっちゃったよ・・・
動物大好きムツゴロウさんなワタシには重たい話だ。

シロクロはど~したんだろ。
いや、きっとどっかに旅立つ前にお別れを言いにきただけだったのさ。
うん、そう思うコトにしよう。

ゼヒあなたも動物を飼ってみるといいわよん。
コトバを話さない奴らが、どれほど態度で癒してくれるコトか・・・

ワタシは動物のいない生活は考えられないな~。
1人暮らしで飲んだ暮れてたあの頃意外は常に何かいる。

今は猫2匹だけど、将来絶対ワンコ1匹追加するのだ!!

手始めにウサギとかどぉ?
野菜の切れっ端食べてくれるし、懐いて呼ぶと来るらしいよ♪
2006.06.05 00:23 | URL | #0k5.bojM [edit]

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