日々、積笑

笑って過ごせる毎日

久々の便り

Posted by yokka on   0  0

「携帯変わりました」の見出しでメールが届く。
しばらく連絡していなかったアパレル時代の上司からだった。
お互いに会社を辞め、新たな道を進んでいる。
そして、久しぶりの彼女は相変わらず元気そうな様子だった。

不思議な縁だった。アパレル会社を円満退社できたのは、
まさに彼女のおかげであったと常々感謝している。
彼女は、いつもてきぱき仕事をしていて、それでいて、
関西人ならでは明るさとの肩の力が抜けた感じもあり、
素敵な女性だ。退社後は、それほど連絡を取っていた訳では
なかったが、ある時どん底の私を導いてくれたのも彼女となった。

数年前、社会に出て、それなりに築き上げてきた自分を
全て根底から覆す出来事が私に起こった。
それまで少なからず持っていた「自立心」や「自分への自信」が
粉々になった。それから約一年ぐらいは、とにかく見えない恐怖との
戦いで、自分で自分がどうなってしまったのかわからなくなった。
「強い」と思っていた自分は、全く「弱弱しい」自分でしかなくなった。
そのまさにどん底の時、自分に起こった出来事を他人に話すのも
とても辛い時だったが、なぜか彼女に突然メールを送った。

彼女ならわかってくれる、もしくは彼女しかわかってもらえないと
思ったからだ。返事をもらい、それまで混乱していた頭が
すっと落ち着いた。そして、そこから時間をかけて少しずつ自分を
取り戻しながら、今に至っている。古くからの友人達に比べても、
それほどプライベートな付き合いが深いという訳でもないが、
私の二つの大きな転機に彼女の影響はとてつもなく大きい。

生き生きしている彼女の様子を聞くと「私も頑張らなきゃ」と
改めて気合を入れなおさずにはいられなくなった。
不定期な関係だが、私にとって確実に刺激的な存在である。
そして、私はしばらく苦しい時間を過ごす事にはなったが、
この出来事で「人は一人では生きていけないし、決して一人ではない」
と気づいた。皮肉な結果だが、気づいたことは良かったと思える。

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