日々、積笑

笑って過ごせる毎日

予後がよい、とは

Posted by yokka on   0  0

今日、買ってきたとうもろこしの皮を
剥くために、古新聞を広げた。
重ねてあった新聞の中から
適当に選んで一枚を広げた。

2011年3月12日の新聞だった。
東日本大震災の惨事を伝える内容だった。
しばらくじっと読み、その新聞は
本棚に戻し、別の新聞を広げて、
とうもろこしの皮を剥いた。

夕方ヤフーのニュースの中に、
セシウムと心筋梗塞との因果関係を
疑う記事を見た。
チェルノブイリ後、子供の甲状腺がんの
増加、若者~大人の心筋梗塞、
目の疾患、精神疾患があることは、
本で読んでたし、
少し調べたらそのような内容を
目にすることは簡単だった。
3年が過ぎ、探さなくても普通に
記事に出てくる状況に
やっとなったと言うことだろうか。

甲状腺がんは、その種類によって
遺伝的なものと、原因不明のものがあるが、
強い被曝を受けることも原因の一つだと、
色々な病院や、医療関係のHPに
普通に書いてある。

震災後から、東北の子供たちに
甲状腺検査が行われているが、
予後がよい安心ながんだとやたらと
安心感を持たせる。

確かに、甲状腺がんが直接の死因になる
確率は、他のがんとは異なる。

手術の説明を受けている際に、
甲状腺がんは、大人しいがんなので、
5年生存率ではなく、10年生存率だと
言われた。それは知ってた。
その後の話。

なぜなら、大人しいがんなので、
目に見えない細胞レベルで、
特に肺などに転移していて、
10年後、20年後突然がんとして
現れることがあるそうだ。

他のがんで生存率が低くても、
きちんと完治すれば、
5年経ったら一応大丈夫ですよ、
と言ってもらえるが、
甲状腺がんは、10年後も20年後も
経過を見ておかなくてはならない
と、私は理解した。

甲状腺がんからの転移性の肺がんと、
いわゆる原発巣が肺がんのがんと
区別はつくのか?と、先生に聞いた。

細胞を調べたらわかるらしい。
それと、甲状腺がんからの
転移性の肺がんの場合、
レントゲンを見ると、あちこちに
飛び散ったように見えるらしく、
そういうがんだと、転移性を疑うと
言っていた。

これも、一応早期に見つかれば、
治療ができるため、進行性の肺がんほど、
問題視されない理由のようだ。

甲状腺がんは遠隔転移しにくいがんだが、
まれに肺や骨、脳などに転移するらしい。

要は今後経過観察は欠かせないんだと、
予後がよい、と言う言葉ばかりに
気を取られていた
自分の能天気さに笑えた。

しかし、42歳の私など、20年後は62歳
なので、まだ痛手は小さい。
10代で甲状腺がんと言われても、
それからの20年は比べものにならない。

だから、予後がよいからと言って、
気にするな的な意見には違和感がある。
子供達が、どれほどの不安を抱えて、
手術を受け、どんな将来を思うのか。

自分が甲状腺がんと言われ、
不安になったり、前向きになったり
上向いたり下向いたりを、
何度も繰り返しているが、
確かに悲観的になる必要はないと
色々悩んだ今なら思える。

大人しいがんだ。
10年、20年、もしくは死ぬまで、
何事もなく過ごせる可能性はある。
だが、がんがない人に比べたら、
やはりリスクはある。
今はただそれを自覚している。

自分の将来、子供達の未来を思うと、
本当にただ単に大人しいだけのがん
であったら、どれほどいいだろうかと、
マジで思うのである。

それにしても、あの新聞は
どうして突然私の目に触れたのか、
なんとも不思議な気分だ。

東日本大震災、そして広島の災害、
最近では北海道でも、被害にあわれ
お亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りします。

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